トレンド方向の判断、というのはチャート分析の基本です。
相場の値動きには上昇トレンド、下降トレンド、レンジの3種類があります。
これらを見極めて、その流れに沿った戦略をとることで効率よく利益を上げることが出来るのです。
そのトレンド方向の判断方法の中でも一番有名なのが「ダウ理論」になります。
しかし、
人によって解釈の幅が広すぎる・・・。
ラインを引くポイントがわかりにくい・・・。
と思ってなかなか使いこなせない人も多いです。
でも、ダウ理論にこだわる必要はありません。
もっと簡単に、そしてパッと見てトレンド方向を見極められる方法があるのでご紹介します。
エグジットが時間経過で決まるバイナリー取引においては、もっと効率の良いトレンド判定方法もありますよ。
1.移動平均線を利用する
白線は21日の移動平均線です。
MA21とローソク足の位置関係を見てください。
ローソク足がMAより上に行けば買い、逆に下行けば売り、というやり方でも利益が出せそうではないでしょうか?
実際にはダマシもありますが、大きな時間足にMAを表示させて、MAの角度とローソク足の位置関係を見るだけでトレンド方向が明解になります。
「トレンド方向がわからない!」という人にお勧めです。
移動平均線をトレードで120%活かすためのテクニック集【期間、設定、使い方】
2.一目均衡表を利用する
一目均衡表の雲を利用する方法もトレンド判定にかなり有効です。
使い方は簡単。
ローソク足が雲よりも上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと考えます。
ローソク足が雲の中にある時は、動きが乱れやすいのでレンジと考えます。
こうするだけで相場の流れとトレンドが一目でクリアになります。
3.ボリンジャーバンド
逆張り指標として使われることの多いボリバンですが、実はトレンド指標です。
ボリバンを使ったトレンド判定も簡単です。
ローソク足がボリバンの±2σを抜けたらトレンド開始と考えるのです。
そしてトレンド終了はミドルバンドを割ったところ。
こうすることで中途半端なレンジ相場では「トレンド」と判定しなくなるので、効率よくトレンドを把握することができます。
その他のインジケーターを利用する
この他にも、MT4にはトレンド方向を認識できるインジケーターが数多くあります。
下のブログではトレンドとレンジを見極めるためのインジケーターが紹介してあります。
トレンド相場を理解して、トレンドフォローしよう
バイナリーでもFXでもトレンドを理解することが大事です。
レンジ相場ではトレンドフォローの戦略は通用しませんし、トレンド相場ではレンジ戦略は通用しません。
相場の流れをしっかりと見極めること。
これが継続して利益を出すために必要なことです。
今回ご紹介したやりかたはシンプルですが、とても簡単に客観的にトレンド方向を見ることが出来ます。ぜひお試しください。