YouTube公開してあるバイナリー手法をシグナル化するシリーズです。
今回は、以下の動画で紹介してある「ローソク足のパターンでエントリーするタッチフィットの法則」について解説します。
ポイントは以下の通りです。
- インジケーターを使わず、ローソク足の形状のみで判断するため、複雑な分析が不要
- ローソク足のヒゲの見極めが重要
Contents
タッチフィットの法則とは？
「タッチフィットの法則」は、ローソク足の形状を基に売買のタイミングを判断する手法です。
通常、インジケーターを使用して取引のポイントを見極めることが多いですが、この手法ではインジケーターを一切使用しません。
そのため、初心者でもすぐに実践できるシンプルさが特徴です。
タッチフィットの法則の基本概念は「ローソク足のヒゲが市場の買い手と売り手の攻防を示している」ことにあります。
市場では価格が上下に動きながら確定しますが、その過程で一時的に売られたり買われたりしてヒゲが形成されます。
このヒゲを利用することで、投資家心理や市場の勢いを判断し、次の値動きを予測するのが本手法の狙いです。
タッチフィットの法則を利用した手法のルール
ハイエントリー
- 前のローソク足が陰線で下ヒゲのみ（上ヒゲがない）
- 次のローソク足が陽線で上ヒゲのみ（下ヒゲがない）
- 2つの条件がそろったら、次の足の始値でハイエントリー
このパターンは、相場が一時的に売られた後に買いの勢力が強くなり、価格が押し上げられたことを示します。
さらに、上ヒゲのみのローソク足が確認できた時点で、売り勢力が押し戻されており、次の足で上昇の可能性が高いと判断できます。
詳しく見ていきましょう
下の矢印の出た足が確定した所でハイエントリーとなります。
ローエントリー
- 前のローソク足が陽線で上ヒゲのみ（下ヒゲがない）
- 次のローソク足が陰線下ヒゲのみ（上ヒゲがない）
- 2つの条件がそろったら、次の足の始値でローエントリー
このパターンは、相場が一時的に買われた後に売り勢力が強くなり、価格が押し下げられたことを示します。
さらに、下ヒゲのみのローソク足が確認できた時点で、買い勢力が押し戻されており、次の足で下降の可能性が高いと判断できます。
こちらも詳しく見ていきましょう。
シグナル化してみた
今回の手法をシグナル化してみました。サインをご覧ください。
この記事を書いている時点の直近のドル円とユーロドルのチャートを出しましたが、結果としては7勝5敗でした。
桂木の感想
ローソク足のヒゲに着目した手法ですが、手法の精度としては今一つでしょうか。
しかもサインの頻度もそれほど多くはありません。
ただしシンプルな作りになっているので、様々なインジケーターを加えてエントリー条件を絞ることで更に精度を高めることは可能だと思います。
その分サインの数は減るものの、やってみる価値はありそうです。
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