今回は相場のボラティリティを見やすく表示するヒストグラム型インジケーター「ck_speed」をご紹介します。
このインジケーターは、ATRをベースとしてRSIの計算方法を適用し、標準偏差の概念を加えたものになります。
ロジックとしては複雑に見えますが、相場のボラティリティを3段階で表示するため、使い方は超簡単です。
赤色が中ボラティリティ
黄色が低ボラティリティ
基礎となるインジケーターがライン表示なので過去2本分ぐらいの再描画がされる事がありますが、トレード判断するにはそれほどデメリットは無いです。
Contents
インジケーターの仕組みについて
このインジは、前述のように相場のボラティリティを示すインジケーターとして有名なATRをベースにして、RSIと標準偏差の考えを計算に入れています。
計算自体は複雑ですが、インジケーターが示すのは現在のボラティリティです。
パラメーター設定は以下のようになります。
インジケータの詳しい計算方法はコチラのサイトで詳しく解説してあります。
ボリバンと組み合わせてみる
ck_speedは、現状のボラティリティを示します。
ボラティリティを示すインジと言えばボリンジャーバンドがありますが、組み合わせて使うと効果的です。
どうでしょうか?
- CKspeedが黄色い状態でバンドにタッチしたら逆張りを仕掛ける
- CKspeedが緑色のままバンドを抜けていったら順張りを仕掛ける
といった使い方だけでも、かなり取れてしまいます。
ハイボラティリティということはトレンドが出やすい状況です。
このような時には素直にトレンド方向に従う方が勝てます。
逆に低ボラの時は反転しやすいためボリバンのバンドにタッチして反発してきたときに逆張りすると勝ちやすいです。
つまり、CKspeedを相場環境認識手段の一つとして利用することで、より相場に適した手法で取引ができるようになるのです。
もう一例ご覧ください。
ボリバンに加えて、ダウ理論のトレンドと組み合わせて、トレンド方向のみエントリーするやり方にすれば、更に高勝率が狙えます。
シンプルなのに高性能ですし、使い勝手も非常に良いですよ。
客観性と再現性の高い相場分析の補助としてご利用ください。
ボラティリティを示すインジケーターはどんな手法とも相性が良いので、本当に役立ちますよ。