バイナリーオプションでのマーチンゲールの有効性について検証する!

バイナリーオプションでよく利用される資金管理法の一つである「マーチンゲール法」。

実際にマーチンを使ってバイナリー取引をしている方も多いのではないでしょうか?
マーチンをやらないと思っていても、負けてしまって、損失を取り戻したい気持ちが強くなって「つい・・・」とマーチンをしたことがある人も多いはず。

今回の記事では「バイナリーオプションでマーチンは有効か?」について考察します。

結論としてはマーチンはお勧めしません。
マーチンをすれば助かることもあります、しかし長期的に見ればリスクを飛躍的に高めるだけの悪手になる可能性が高いです。あえて不利な取引をする必要はありません。
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マーチンゲールとは?

マーチンゲール法とはカジノを始めとしたギャンブル(特に勝率が5割程度で賭け金の倍額がもらえるギャンブル)で非常に人気の高い資金管理戦略です。

やり方はとても簡単。

負けたら賭け金を倍にするだけです。

例えば、1回に1000円を賭けて負けた場合、次は2000円を賭けます。
2回目も負けたら次は4000円を賭ける・・・とやっていきます。

そして勝ったら、最初の賭け金に戻して再スタートと言うやり方です。

マーチンゲール法は、連敗が続いたとしても、いつかは勝つだろう・・・という前提のものとに成り立つ手法と言えます。

一般的にはマーチン=倍プッシュですが、2.5倍賭けていく2.5倍マーチン、3倍賭ける3倍マーチンなんかもあります。

また、他に負けると賭け金を上げていくタイプの戦略としてはモンテカルロ法、ココモ法、ウィナーズ法、ダランベール法などがあります。

ウィナーズ法は、オンラインカジノ黎明期の約20年ほど前に、「勝てる戦略」としてヤフオクで高額で売られていました。

しかし、現在では無料で手に入る情報になりました。

言うまでもなく、私はかつてオンラインカジノにハマっていましたよ(笑)

5分ターボ取引でマーチンをシミュレーションする

マーチンゲール法が最も効果を発揮しやすいのは、勝率が5割程度に収束し(5割以上が理想)、賭け金の倍額がもらえるルール(ペイアウト倍率2倍)のゲームです。

ギャンブルではルーレットやブラックジャック等でよく使われます。

しかし、バイナリーオプションにおいては、ペイアウト率が2倍にはなりません。(一部のスプレッド取引では最大で2.30倍のものもあります)

また、1回の取引の上限は20万円までとなっています。

以上のことから、ハッキリ言ってバイナリーオプションでマーチンは不利です。

そこで、一番人気の高い5分ターボ(ペイアウト倍率1.85)でマーチンゲールをすると、どんな結果になるのかシミュレーションしました。

初回の賭け金を1,000円として、マーチンの回数が増えるとどうなるかをご覧ください。

 

エントリー回数賭け金累計賭け金ペイアウト利益
初回1,000円1,000円1,850円850円
マーチン1回目2,000円3,000円3,700円700円
マーチン2回目4,000円7,000円7,400円400円
マーチン3回目8,000円15,000円14,800円-200円
マーチン4回目16,000円31,000円29,600円-1,400円
マーチン5回目32,000円63,000円59,200円-3,800円
マーチン6回目64,000円127,000円118,400円-8,600円
マーチン7回目128,000円255,000円236,800円-18,200円
マーチン8回目256,000円511,000円473,600円-37,400円

驚きの結果ではないでしょうか?

ペイアウト率1.85の5分ターボの場合で言えば、3回以上マーチンをすると、勝率100%であってもマイナスになります。最終的に勝ちで終わったとしても、マーチンをすればするほど金銭的にはマイナスなる現実があるのです。

つまり、マーチンは2回までと言うことが数学的に導かれるわけです。

そして、マーチン1回、2回ではトータルではプラスにはなりますが、初回ほどの利益は得られません。

マーチンをすればするほどリスクが高まる上に、得られるリワードは減る。

この現実を見れば、バイナリーオプションでのマーチンゲールは非常に分が悪いことが分かるのではないでしょうか?

この時点でマーチンはやらない方が良いと結論付けられます。

負けが続くと、負けた金額を取り戻したくてどうしてもマーチンしたくなる気持ちもわかりますが、数学的に不利だと証明された以上、マーチンは不利な取引であることを頭に入れてください。

マーチンをやっても割に合わないのです。

 

損益分岐点となるのは勝率何パーセント以上?

マーチンゲールのシミュレーションから、5分ターボ(ペイアウト率1.85倍)では3回目以降のマーチンをやってもマイナスになることが分かりました。

では、1回、2回とマーチンをやってもトータルで勝てる勝率はいくらになるのでしょうか?こちらの方もシミュレーションしました。

 

エントリー回数損益分岐点
初回54.05%
マーチン1回目81.08%
マーチン2回目94.59%
マーチン3回目101.35%
マーチン4回目104.73%
マーチン5回目106.42%

マーチン3回目以降は100%以上の勝率を求められます(笑)
100%以上の勝率なんて存在しませんから、マーチン3回目以降は勝てないことを意味します。

そして見ていただきたのがマーチン1回目、2回目で勝つために求められる勝率です。

マーチン1回で81.08%、マーチン2回で94.56%。

かなりの高勝率を求められることが分かるのではないでしょうか?

バイナリーオプションの商材で「勝率9割以上!」なんて宣伝する商材の多くが2回のマーチンをした結果の勝率としていますが、たとえ勝率9割であってもトータルで負けてしまう現実があるのです。

この現実を知らない人が、「勝率9割以上の広告に乗せられて購入し、結局勝てない・・・」となります。

確かに「2回マーチンして勝率9割!」という言葉に嘘はありません。
ですが、購入者側が勝手に「勝率9割=勝てる」と判断してしまうのです。

マーチンゲールで勝つためにはどうする?

これまでのシミュレーションから、以下のことが分かりました。

シミュレーションでわかること

  • マーチンゲールを続けると、利益は減りつづける
  • 5分ターボなら2回マーチンまで
  • 5分ターボの損益分岐点は、マーチン無しで54%、マーチン1回で81.1%、2回で94.6%

マーチンを続けると利益は減り続ける時点でマーチンゲールをやる必要性は限りなく小さいです。

なぜなら、マーチンゲールは限りなくリスクが大きくなる資金管理戦略です。それにもかかわらずリワードが小さくなるのであれば、やる意味なんてありません。

マーチンをすると勝率が上がるのはどんな手法でも同じです。
しかし、2回マーチンで勝率94.6%を超えられるのは、元々の精度が高い手法、つまりはマーチン無しでも勝てる手法であることがほとんどです。

マーチン無しでも勝てる手法なら、そもそもマーチンなんてやりませんよね?
だってリスクも大きく、リワードも減るんですから・・・。

マーチンを続けると賭け金上限に引っ掛かります。
ハイローオーストラリアの最大賭け金は1回で20万円です。
それ以上で取引したければ、連打する必要がありますが、タイミングがずれて結果が変わるリスクもあります。

マーチンゲールなんてやるな!

今回はバイナリーオプションでマーチンゲールは有効か?について検証しました。

結論を言えばマーチンは不要です。

マーチンをして勝てる手法なら、それはマーチン無しでも勝てる手法である可能性が高いです。ですから、マーチン無しで戦いましょう。

バイナリーにおいては、マーチンは見かけの勝率を上げる「気分を紛らわすだけのギャンブラー戦略<」に過ぎません。

マーチンをやるにしてもせいぜい1回まで。
できればマーチン無しでも勝てる手法、5分ターボで言えば勝率55%以上の手法を採用するのが、精神的にも資金的にも一番安定して取引できますよ。

マーチンゲールは、所詮は一時的な現実逃避です。
負けたくない気持ちから本能的に大きなリスクを取りたくなるのは分かりますが、ここでグッと落ち着いて、最初の戦略通りの取引を続けましょう。

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