ネット上で無料で公開してあるバイナリー手法をシグナル化するシリーズです。
今回は、以下の動画で紹介してある、特定の2本のローソク足の組み合わせで仕掛けるバイナリー手法をシグナル化してみました。
これは、陽線と陰線、もしくは陰線と陽線の組み合わせで足が出現した時に、ヒゲと実体の大きさを比較するやり方です。
結論として言えば、他のインジケーターなどと組み合わせる方が良いかなと思います。
Contents
陽線&陰線+ヒゲの手法の概要
本手法では特定のインジケーターは使用しません。
あくまでもローソク足の組み合わせだけで仕掛けます。
重要なのはローソク足のヒゲと実体です。
1本目のヒゲと2本目の実体の大きさを比較して、2本目の足の実体が小さいことが必要な条件となります。
実体が小さいということは、それだけ相場に迷いがあったことを意味しますので、そこから反転する可能性が高いとされています。
手法のルール
ハイエントリー
- ローソク足が1本目陰線⇒2本目陽線と出現するく
- 1本目の陰線の下ヒゲと2本目の陽線の実体の大きさを比較する
- 陰線の下ヒゲの方が長ければハイエントリー
この条件を満たしたところでハイエントリーします。
エントリーポイントに矢印を置いたのが下のチャートです。
1本目の陰線の下ヒゲと、2本目の陽線の実体部分のサイズを比較して、1本目陰線の下ヒゲの方が長ければエントリーです。
ローエントリー
- ローソク足が1本目陽線⇒2本目陰線と出現するく
- 1本目の陽線の上ヒゲと2本目の陰線の実体の大きさを比較する
- 陽線の上ヒゲの方が長ければハイエントリー
これらの条件を満たしたところでエントリーします。
エントリーポイントに矢印を置きました。
ローソク足の組み合わせとヒゲと実体の比較。
シンプルなようで少し複雑に思える手法ですが、このやり方で勝てるのかどうか、シグナル化して検証していきます。
シグナル化してみた
今回の手法をシグナル化してチャートにサインとして表示してみました。
7勝4敗でした。
5勝7敗でした。
5勝6敗でした。
4勝4敗でした。
5勝5敗でした。
7勝9敗でした。
シグナルを作って感じた点
今回の手法をシグナル化して感じた点は以下の通りです。
- 2本の足が小さいと精度が下がる
- 横ばい相場だと負けやすい
- 1本目のローソク足が大きいと勝ちやすい
本手法は2本のローソク足の組み合わせでエントリーします。
そのおかげでサインの数が非常に多いのですが、ダマシも多く、正直な所ルールに厳密に従って取引していては勝てないと思います。
ただし、負けやすいポイントが比較的わかりやすいですので、ここを避けてやればトータルでの勝率を上げられます。
その負けやすいポイントは2本のローソク足のサイズが非常に小さくて、しかもレンジ相場のような時です。具体例をご覧ください。
四角で囲ったところは、どの足も実体よりもヒゲの方が長くて、しかも横ばいですよね。こういった時は必ずエントリーを避けてください。
その一方で、それなりにボラティリティがあって、しっかりと波を描く相場だと勝ちやすくなります。
このように、相場の状況を読んで、明解な動きをしている時にだけ仕掛けることをお勧めします。
ダマシを避けるシグナルを作ってみる
今回作成したシグナルは目視でのフィルタリングが必要ということで、勝率を上げるために条件を少し追加しました。
その条件とは、「1本目の足の実体が、2本目の足の足全体の長さよりも大きい」というもの。
1本目の実体のサイズが2本目の足全体よりも大きいという条件です。
これによって、実体の小さな足が連続する個所でのサインを非表示にできます。
では、この条件でのサインをご覧ください。
4勝1敗でした。
3勝1敗でした。
4勝1敗でした。
サインの数は激減しましたが、その分だけ勝率が上がっています。
シンプル過ぎるルールは、少し条件を追加するだけで、精度を上げられるケースもありますので、「勝てない」からと言って捨てるのではなく、改良すると使える手法に変化する例になるかなと思います。
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