MetaTrader(メタトレーダー)とは、ロシアのメタクオーツ社の開発したチャートソフトです。
主にFXやCFD取引の業者に採用されており、チャートソフトの利用者数は世界一を誇ります。
今回はそんなMT4について解説していきます。
MT4の特徴
- 無料で使用できる(デモでもOK)
- チャートが直感的に分かりやすくて高性能
- 高機能なインジケーターを追加できる
- EA(Expert Advisor)を加えた自動売買ができる
- バックテスト機能でトレードの練習やバックテストが出来る。
MT4は、一般的な国内のFX業者が提供するチャートソフトとは一線を画す機能が付いています。
それは、インジケーターやEAを追加することで、通常のチャートソフトでは表示出来ない情報を表示出来たり、自動売買をすることが出来る事です。つまり、拡張性が非常に高いと言えますね。
現在ではネット上で多くの無料インジケーターやEAをダウンロード出来ます。
当サイトでもバイナリーに使えるインジケーターをご紹介していますのでぜひご覧ください。
他にも、ストラテジーテスターというバックテスト機能で過去のチャートを実際に動かして売買の練習が可能です。
この機能を有効に利用すれば、相場が動いていない土曜日や日曜日にリアルタイムのような形でトレードの技術を磨くことが出来ます。
検証ツールは以下をご覧ください。
このような高性能な機能が付いているので、MT4はリリースから10年以上過ぎた今もなお、世界トップの人気を誇るのです。
MT4のインストール方法
MT4は海外FX業者を始めとして多くの業者で採用されています。
その多くはデモ口座開設に対応していますので、実際に業者に口座を作らなくても無料で利用することが出来ます。これもMT4の大きな魅力ですね。
MT4が使える業者は数多くありますが、デモで利用するのであればFXTFがオススメです。
FXTFのレートは信頼性が高く、サーバーも強いので止まることはありませんし、毎日チャートを使い続けるのであれば、利用期限はありません。(30日間ログインがなければ使えなくなります。)
FXTFのMT4ダウンロードはコチラからどうぞ。
実はMT5もあるが、人気は低い
MT4はFXやバイナリー業界では幅広く浸透しています。
このMT4には既に新たなバージョンとしてMT5がリリースされています。
もちろんMT4と同様に無料でダウンロードしてすぐに活用することができるのですが、現状で多くのトレーダーはMT5へ移行せずにMT4を使い続けているのです。
通常、人気ソフトウェアの新たなバージョンが発表されれば、コアなユーザーやミーハーなファンは、すぐに新しい方に乗り換えるものなのですが、このMT5に関しては、そういった流れが全くと言っていいほどありません。
その理由は幾つか考えられるのですが、最も大きな理由としてはプログラム言語仕様に関する問題大きいと思います。
MT4のインジケーターやEAはそれぞれのプログラミングによって自動売買を行うなどのシステムに仕上がっています。
自分でプログラミングして独自のシステムを構築している人もいると思いますが、MT4とMT5のプログラミング言語には互換性が存在せず、MT4で使えていたプログラムによって構築されたシステムをMT5では使用することができないのです。これは致命的な問題です。
プログラミングに詳しいユーザーや専門家であればMT5のプログラミング言語を使うことは容易いかもしれませんが、一般の人にとっては、互換性がないことが大きなネックとなり、MT5へ移行するメリットがありません。
ポジションについての不具合の発生する可能性があることもMT5へ移行しない原因の一つでしょう。
具体的に説明するとMT5では両建てが不可能な仕組みになっています。
また、意図して同じ通貨ペアで幾つものポジションを持って取引する手法もありますが、その複数ポジションが一括りにされてしまい、どれがどの取引だったのかが判別できなくなるようなのです。このようなことから、これまでのEAとロジックが使えなくなってしまうため、MT5を使うメリットが無くなってしまうわけです。
MT5にメリットが全くない訳ではないのですが、それ以上に大きいデメリットがMT5への移行を阻んでいることは間違いありません。
今後は、上記の内容の改善や改良も行われMT4からの移行が進むとの期待の声もありますが、発表からしばらく経っているにも関わらず相変わらずユーザーの移行が進まない事を考えると、MT4が今後も定着する可能性は否定できないでしょう。