今回は、前日の高値安値を利用したシンプルなバイナリー手法をご紹介します。
前日の高値や安値は、誰もが簡単に知れる情報です。
だからこそ、多くのトレーダーが意識するため、とりあえず反発する可能性が高いです。
その性質を利用することで、手法の優位性を大きく上げることが可能になります。
前日の高値安値とは
前日の高値安値とは、その名前の通り前日の高値と安値のことです。
日足を見て、前日の足の上ヒゲが高値、下ヒゲが安値となります。
前日の高値と安値は、その日に参加していた市場参加者全体が「この価格以上は高すぎる」「この価格以下は安すぎる」と判断した価格と言えます。
では、当日の価格が前日の高値や安値に来た時に何が起きやすいのでしょうか?
それは、ちょっとした反転です。
多くのトレーダーが意識する価格帯に到達した時は、とりあえず反転があることが多いです。
この特性を利用するのが今回ご紹介する手法です。
前日の高値と安値を表示するインジケーター
手法の解説に入る前に、今回の手法を実践する上で便利なMT4インジケーターをご紹介します。
それが前日の高値と安値を表示するインジです。
チャートにセットすると、前日の高値と安値をバンドのように表示します。
日付が変わったら、新たなレートにスライドします。
このインジを使うことで、今回ご紹介する手法がより簡単になります。
前日の高値安値を利用した手法の解説
それでは手法の解説です。
エントリーは5分足を利用します。
- ハイエントリー:初めて前日の安値にタッチ
- ローエントリー:初めて前日の高値にタッチ
超シンプルですよね。
ではとりあえずエントリー例を見ていきましょう。
ハイエントリー
ローエントリー
重要なことは、その日は初めて前日の高値や安値にタッチしたポイントでエントリーすることです。
もう一度言います。
前日高値や安値の初タッチしたポイントでエントリーです。
2回目以降は徐々に効果が薄れていって、やがてはブレイクする可能性が高まります。ですから、最初のタッチだけで入るようにしてください。
勢いよくブレイクした場合
多くのケースで、初めて前日の高値や安値に到達した場合はとりあえずの反発が見込めますが、場合によっては大陽線や大陰線でブレイクしていくことがあります。
このようなケースではエントリーを見送ってください。
このチャートの矢印を置いたところは、前日の安値を下にブレイクしてはいますが、大陰線で勢いよくブレイクしていますので負けになっています。ですから、見送りましょう。
今回ご紹介した手法は、初タッチだけでエントリーしますので、勢いよくブレイクした場合はエントリーチャンスが無くなったことになります。
しかし、ブレイクした後も、実はエントリーチャンスがあります。
再度、前日の安値まで戻してきたところで入るのです。
相場ではよくあることですが、かつて支持線として機能していたラインがブレイクされたら、そのラインは次は抵抗線として機能します。
前日の高値安値ラインもそれと同じです。
前日高値をブレイクして、再度押して来たら、ハイントリーする
このやり方でも優位性を得られます。
他の手法との相性も抜群!
今回ご紹介した手法は、他のどんな手法とも組み合わせができます。
ですので、あなたの持っている手法と同じタイミングで本手法のエントリーが重なったら、より自信を持ってエントリーする、倍のリスクで取引する、とすることで、より早く効率的に資金を増やせます。
手法の優位性は一つではなく、複数個組み合わせることで爆発的に効果が上がります。
これはFXでもバイナリーでも共通しています。
小さな優位性でも良いんです。
それらを上手に組み合わせることが、勝ち組になる秘訣です。