今回はバイナリーオプションの1分取引手法について解説します。
使用するのはおなじみのRSI。
ですが、かなりこだわった使い方をすることになります。
RSIのサイクルを利用した手法の概要
今回の手法はRSIのみを利用しますが、シンプルにRSIが○○になったら・・・と言うやり方ではありません。
一定期間の安値や高値をブレイクしたタイミングでRSIの値が極地にあり、その後にダイバージェンスが発生して、最初のレートに戻ってきたところでエントリーします。
エントリーまでのセットアップが長いのも特徴です。
RSIのサイクルを利用した手法のルール
本手法で利用するのは3期間のRSIのみです。
1分取引ですので使用するのは1分足。
RSIの期間が短いということは、通常よりもノイズの多いことになります。
しかし、その分だけ直近の動きに早く対応しますし、フィルターを設けることで的確なエントリーができます。
ハイエントリールール
- 直近で50期間の安値のRSIが20以下である
- その後、RSIと価格にダイバージェンスが生じる
- 最初の50期間の安値を付けたローソク足の高値を実体でブレイクしたらハイエントリー
①直近で50期間の安値のRSIが20以下である
直近の値動きの中で、過去50本の足の中の最安値となったポイントを探します。
上のチャートでは赤い縦線が50本分の安値を付けたところです。
このポイントのRSIが20を下回っていることを確認してください。
②その後、RSIと価格にダイバージェンスが生じる
50期間の安値を付けた後も更に下落が続いたものの、価格とRSIの動きにダイバージェンスが発生することを確認します。
ハイエントリーの場合は、価格は下げているのに、RSIの値は上昇しているのがダイバージェンスです。
③最初の50期間の安値を付けたローソク足の高値を実体でブレイクしたらハイエントリー
ダイバージェンス発生後に、価格が上昇して最初の過去50本の安値を付けた足の「高値」を実体でブレイクした所でハイエントリーします。
ローエントリールール
- 直近で50期間の高値のRSIが80以上である
- その後、RSIと価格にダイバージェンスが生じる
- 最初の50期間の高値を付けたローソク足の安値を実体でブレイクしたらローエントリー
①直近で50期間の高値のRSIが80以上である
過去50期間の高値をブレイクしていて、RSIが80以上になっているポイントを探します。
上のチャートでは赤い縦線がこれに該当します。
②その後、RSIと価格にダイバージェンスが生じる
更に高値を更新した後に、RSIと価格にダイバージェンスが出ていることを確認します。
③最初の50期間の高値を付けたローソク足の安値を実体でブレイクしたらローエントリー
ダイバージェンスした後に、価格が下げて、最初の50期間の高値をブレイクした足の「安値」を実体でブレイクしたらローエントリーです。
過去50期間の高値安値を判別する便利インジケーター
この手法では過去50期間の高値安値をブレイクしたところを見つける必要がありますが、それを探すのは面倒です。
そこで便利なインジケーターがあるのでご紹介しておきます。
このインジケーターは任意の期間のハイローバンドを表示します。
ハイローバンドとは、特定期間の高値と安値のラインをつなげてバンドとして表示するものです。
チャートに入れると、上の画像のようにバンドが表示されます。
このバンドの高値や安値が変わったポイントが、設定した期間の高値や安値をブレイクした所になります。
この手法をやる上で必要な設定は以下の通りです。
High low periodを50にします。
次に各色ですが3以下を「None」にしてください。
こうすることでハイローバンドだけが表示できます。
エントリー例
では最後にエントリー例をご覧ください。
この手法は少し難易度は高めですが、優位性はあります。
特に最初の高値や安値を付けた足をブレイクした所が勢いがあって大陽線や大陰線だと勝率が上がります。
最後に、今回ご紹介した手法のエントリーモデルを復習します。
優位性のあるパターンを見つけるためにRSIとダイバージェンスを利用する感じですね。
是非お試しください。