こんな悩みを持ったことはありませんか?
テクニカル分析で非常に人気が高いのが「フィボナッチ」です。
多くのトレーダーが「フィボナッチは使える」と言いますが、使い所を知らなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
いや、意味のない所でフィボナッチを引いても「百害あって一利なし」です。単に無意味なラインが増えるだけで、視界的にもトレードの精度も悪影響を及ぼすのです。
そこで本記事ではフィボナッチを自動で引いてくれる無料のMT4インジケーターを2つご紹介します。
これがあれば、我流で自信のないままフィボナッチを使って自滅する・・・なんてことが避けられますよ。
自信のない方や、どんな所にフィボナッチ・リトレイスメントを引けば良いのか知りたい方にお勧めしますよ。
Contents
Fibo Extensionsmod
Fibo Extensionsmodは、自動で直近の高値と安値を見つけて、その間にフィボナッチを引いてくれるインジケーターです。
デフォルト設定では、現在の足から数えて過去24本のローソク足の中の高値と安値を中心としてフィボナッチを表示します。
この値は自由に変更できますので、例えば50本前までの動きで高値と安値を見つけてフィボナッチを表示する・・・といった使い方もできます。
Fibo Extensionsmodのパラメーター
変更する必要があるのはlookbackです。
lookbackは、過去何本前の足の高値と安値についてフィボナッチを当てるかを決めるパラメーターです。
長い期間の高値と安値を考慮したい場合は数字を大きくすればいいですし、直近の動きだけにしたかったら、数字を小さくします。
ジグザグの波の頂点と底にフィボナッチを自動で当ててくれるインジケーターになります。
チャートに入れると、XABCDという表示が出ます。
これはジグザグの頂点になる部分です。
ここで、チャート右下にある緑色の「ABボタン」を押してみます。
なんとAB間のフィボナッチ・リトレイスメントが表示されました!!
では、次は黄色の「BCボタン」を押します。
今度はBC間のフィボナッチが出ました。
最後は青色の「CDボタン」です。
もう何が起きるか分かりますよね?
CD間のフィボナッチが出ました。凄いですね!
このように、ジグザグの過去3本分の波についてフィボナッチを自動で表示できます。どの並みについてフィボナッチを表示できるか選択できますし、気軽にオンオフできますから、他のインジケーターを一緒に表示しても邪魔にならないのも大きなメリットです。
変更できる項目は多いですが、デフォルト設定のままで大丈夫です。
色々と弄りたい人のために、大雑把ですがパラメーターの解説をします。
- ジグザグの設定を変えたい場合はExtDepthやExDeviationの値を変更します。
- ShowZigzagをtrueにすると、ジグザグも一緒に表示できます。
- Fibolevel 1~10でフィボナッチのレベルや表示・非表示を設定します。
面倒なことはインジに頼るのもあり
フィボナッチについてはややクラシカルなテクニカルなため、手動でフィボナッチを当てるのが普通です。
しかし、私は別に手動でやる必要はないと思っています。
むしろインジケーターに頼った方が客観性も再現性も上がります。
勝ち組はどこか特別なところにフィボナッチを当ててるんじゃ・・・と思うかもしれませんが、勝ち組も負け組もみんな普通の所に当てています。
むしろ「誰もが気にするポイント」でフィボナッチを当てなければ機能しないのです。
要は使い方次第なので、ツールを使う方が良いかなと個人的には思います。
ツールに慣れてしまうと、もう戻れないのは間違いありませんよ(笑)
そうすることで精神的なゆとりが出来て、取引ルールが守りやすくなります。
また、以下のサイト様で様々なフィボナッチリトレイスメントを表示するインジケーターが紹介してあります。
興味のある方は覗いてみると良いと思います。