バイナリーオプションは、嘘と闇の多い投資業界です。
上手くやれば確かに稼げる投資商品ではありますが、バイナリーオプションを取り巻く業界には嘘や闇が多いと感じます。
今回は、バイナリー業界にはびこる嘘と闇についてまとめていきます。
少しドロドロと血なまぐさい話にはなりますが、これが事実なのです。
Contents
バイナリーオプションが非合法という闇
バイナリーオプションは為替市場の金融派生商品(デリバティブ)と認識されてはいますが、一般的な「オプション取引」とは異なる形態です。
特に特定時間後の価格が現在の価格よりも上か下かを予測する「ハイロー型」はFX取引をより簡略化させたもので、利食いと損切りといった決済を自分で行わなくても良いので、非常に人気は高いです。
しかし、それが「射幸心を煽る、ギャンブルである」と判断されて、以下の国では禁止されています。
- フランス、ドイツ、イタリアなどEU加盟国の多く
- イギリス
- カナダ
- キプロス
EUについては、2018年のESMAによるCFD取引の大規模規制でバイナリーは全面禁止となりました。
これは、EUに拠点を置く業者はバイナリーオプションを提供してはいけないルールで、EU在住者であっても、EU外の業者(日本で言うところの海外業者)を使えばバイナリー取引は可能でした。
しかし、上記にもあるように、バイナリーオプション取引そのものを禁止しているEU加盟国が増えています。
これは海外で営業しているオンラインカジノでプレイすることも違法となっている日本と同じです。EU内では、それだけバイナリーオプションが危険だと判断したことになります。
その一方で、日本やアメリカではバイナリーオプションは投資商品として認められています。
実際の所、先進国でバイナリーオプションを認める国は少ないのが現実です。
また、その他の国では、合法でも非合法でもなく、野放しになっています。
バイナリー業者の闇
- ルールは業者の都合の良いように決めれる
- 悪質な業者は判定をずらすこともある
- 勝ちすぎると出金拒否&強制退会
バイナリーオプションという投資商品を提供する業者にも闇は多く存在します。
バイナリーオプションはFX取引とは異なり、業者の意向が強く反映されます。
例えば、取引ルールやペイアウト率などは業者が決めることができます。
ルールを決められると言うことは、つまりは「自分にとって都合のいいルール、つまりは自分が儲けやすいルールが作れる」ことになります。
例えば、5分取引で多くのトレーダーが勝つようになったら、5分取引そのものを禁止したり、ペイアウト率を下げたりすることが可能なのです。
しかもFXは多くの業者があるため競争の原理が働き、スプレッドについてはかなり狭くなっています。
また、悪質な業者によっては、判定レートをずらしたり、出金拒否をしたり・・・と顧客に対して不利なことをやることも現実として存在します。
酷い所になると、実際の為替レートとは大きく乖離したレートを配信することだってあるのです。
とあるバイナリー業者の闇
2022年に日本に上陸した海外バイナリー業者があります。
ここは多くのアフィリエイターやインフルエンサーを巻き込んで広告戦略を打っており、一見すると非常に素晴らしい業者に見えます。
しかし、利用者の声としては「返金してくれない」「約定が遅い」「レートが不自然」といったものが多く寄せられています。
勝率の嘘
ハイローのような一定期間後のレートが、現在のレートよりも上か下かを予測するバイナリー取引はシンプルにも見えますが、高い勝率で勝つのはなかなか難しいです。
と言うのも相場の動きは基本的にはランダムですので、適当にやれば勝つ確率も負ける確率も50%に収束します。
しかし、勝率5割であったとしてもペイアウト率は基本的には2倍よりも小さいので、続けていけばジリジリ資金が減っていきます。
そんな中で、「勝率9割!」と宣伝するツールや情報商材が多く存在します。
これがバイナリートレーダーあるあるです。
バイナリー取引で、単発勝率8割オーバーと言うのは基本的にはあり得ないと考えたほうが良いでしょう。
それにも関わらず、勝率8割、9割越えを宣伝する商材販売者が多いこと、それらの嘘を見破れない人が多いことに驚きを隠せません。
マーチンゲールの闇
バイナリーオプションは、勝率が約5割程度に収束しますので、ギャンブルで有名な資金管理である「マーチンゲール法」がよく利用されます。
マーチンゲールとは簡単に言えば、「負けたら倍額で賭け続ける」というもの。
勝率5割程度であってもいつかは勝だろうという前提のもと倍プッシュを続けます。
このマーチンゲールを使えば、確かに見かけ上の勝率は上がります。
しかし、ペイアウト率のおかげで最終的に勝ったとしてもマーチンを続ければ続けるほど損失になります。
もちろん負けが続いてマーチンするお金がなくなったり、最大掛け金をオーバーしてしまえば取引できず大損を出すことになります。
それにもかかわらず、バイナリーでマーチンゲール法を勧める人が多いこと・・・・。
当ブログではマーチンゲール法の有効性について検証していますので、こちらもご覧ください。
youtubeは嘘が多い
当サイトでは、バイナリー系YouTuberが紹介するバイナリー手法をシグナル化して、その優位性を検証しています。
バイナリー系YouTuberの動画は、どれも刺激的なサムネイルで、高勝率や「億」を謳うものばかりです。
しかし、その動画で紹介してある手法のほとんどが、大した優位性はありません。
あくまでも自分のlineやメルマガに集客するためのツールとなっているのです。
また、実際にツール化した私だからこそ気づけることですが、バイナリー系YouTuberは、お互いの手法をパクリあって紹介しています。
そのため、「あれ?この手法他の人で見たことあるなぁ・・・・」と思うことが沢山あります。
もちろん全てが嘘ではありませんし、中には役立つものもありますが、初心者の方にとっては多くのゴミ動画の中から本当の情報を探り当てるのは困難に思います。
バイナリーコンサルの闇
「バイナリーオプションを教えます」
こういった人、TwitterなどのSNSで多いですよね。
しかしこれも要注意です。
過去には「オプザイル」というインチキ集団がバイナリーコンサル詐欺をやっていましたし、現在も表に出ないだけで大したことを教えないバイナリーコンサルがウヨウヨいます。
それでいて価格は数十万円したり・・・と、夢を見させて絞るだけ絞ることが多いので、基本的にはコンサルは受ける必要はありません。
バイナリーオプションは、基本的には勝てるルールと自分自身で検証する方法を知っていれば利益が出せます。
大事なのは自分で検証する技術です。
手法の真価を見極められるのは自分だけですから、検証技術だけは本当に大切です。
最後に
バイナリーオプションを取り巻く業界は玉石混交で、少なからず詐欺的なものもあります。
そのせいで、本当に勝つためのルートが分かりにくくなっていて、多くのバイナリートレーダーが苦戦している現実があります。
バイナリーオプションは取引方法も勝つための手段もシンプルです。
この事実に気づけるか気づけないか。
気づいた人だけが、闇だらけのバイナリーの中でもスポットライトが当たって、一気に勝ち組になれるのだと思います。
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