ハイローオーストラリアの通貨ペア取引におけるペイアウト倍率は、取引の種類や期限の時間によって1.80倍~2.00倍以上と違いがあります。
バイナリーオプションにおいてペイアウト倍率は非常に重要で、この数値によって損益分岐点となる勝率が異なります。
ペイアウト倍率が高いほど損益分岐点となる勝率が下がりますので、我々トレーダーにとっては有利になります。
そこで実際にペイアウト倍率が変化することで、トータルで勝ち越すために求められる勝率はどのようになるのかを計算してみました。
これを知ることで、具体的にどれくらいの勝率が必要なのかが分かりますので、ぜひご覧ください。
Contents
損益分岐点となる勝率の求め方
バイナリーオプションで損益分岐点となる勝率(トータルで±ゼロの損益になる勝率)の求め方は非常に簡単です。
例えば、ペイアウト倍率が1.5倍の場合だと、
100÷1.5=66.7となります。
つまり、このケースでは勝率66.7%でようやく損益がゼロとなり、利益を出すためには最低でも66.7%よりも高い勝率で取引を続けなくてはいけない、ということになります。
ですから、ペイアウト倍率は高いに越したことはありません。
ハイローオーストラリアのペイアウト倍率で計算してみる
ハイローオーストラリアのペイアウト倍率は、取引タイプや時間によってペイアウト倍率は1.85~2.00と異なります。
それぞれにおける損益分岐点となる勝率をまとめました。
ペイアウト倍率 | 損益分岐点となる勝率 | 取引の種類 |
---|---|---|
1.85 | 54.1% | ターボ5分 |
1.86 | 53.8% | ターボ3分 |
1.88 | 53.2% | ハイロー15分 |
1.89 | 52.9% | ハイロー1時間 |
1.90 | 52.6% | ハイロー1日、ターボ1分 |
1.95 | 51.3% | ターボ30秒 |
2.00 | 50.0% | スプレッド取引全部 |
他の原資産(仮想通貨、商品指数、株価指数)によってはペイアウト倍率が異なる場合もありますのでご了承下さい。
一番ペイアウト倍率の低いターボ5分足でも損益分岐点となる勝率は54.1%です。
つまり、ハイローオーストラリアであれば、どの取引タイプであっても、勝率54.1%以上をキープできれば、利益を出せることが分かりました。
これはトレーダーにとっては大きなメリットと言えるでしょう。
勝率54.1%以上って簡単?難しい?
ハイローオーストラリアで勝つためには最低でも勝率が54.1%よりも上であればいいことが分かりました。
では、勝率54.1%以上のパフォオーマンスを出すのは難しいのでしょうか?
確かに勝率7割以上を求めるのであれば、確かな手法と熟練の技術が必要になるかと思います。
しかし良く考えてみてください。
適当に上か下かを狙ったとしても勝率を平均すれば約5割です。
・・・と言うことは、ちょっとした技術を身につければ、勝率を5%~10%程度であればすぐに上げることは可能ではないでしょうか?
市場の値動きはランダムだと言われてはいますが、全てがランダムではありません。
特定の状況時はランダムになりにくい時もあります。
勝率を少し上げるテクニック
当サイトではバイナリーオプションの攻略法について色々と解説していますが、その中でも簡単に勝率を少し上げるテクニックをご紹介します。
注目されやすいレートからの反発を狙う
注目されやすいレートというのは、一般的にはサポレジラインになります。
サポレジラインとは、以前何度かそのレートで動きが止まった所にラインを引いたところです。
上のチャートの赤いラインがサポートライン(支持線)となっています。
一番右端では下にブレイクされましたが、それよりも前は何度もラインに近づいては反発しています。
このようにサポレジラインにレートが近づいてきたときだけに反発を狙う形で取引を続けていけば、5割よりも大きな勝率が出せるでしょう。
他にも、キリ番と呼ばれるキリの良いレート(例えば111.00円など)でも反発しやすいですので覚えておきましょう。
注目している、ということは、トレードの注文が多く入ってくる事が予測されます。そのため、変動が起こりやすいのです。
キリ番を利用するトレード手法は以下からご覧ください。
トレンド方向にだけ取引する
市場には「トレンド」と呼ばれる一方向に進み続ける動きがあります。
例えば、下のチャートの赤いラインが明確に下向きに傾いている所は「下降トレンド」と呼ばれます。
この赤いラインは移動平均線です。
移動平均線は市場のトレンド方向を明確に示してくれる優秀なツールです。
移動平均線に明確な向きが見られてローソク足でも陽線や陰線が連続しているのでれば、「勢いがある」と考えてその方向だけで取引しましょう。
トレンドの勢いがある時は面白いくらいに勝てるはずです。
行きすぎからの反転を狙う
市場の値動きは人間の行動によって起こります。
決して効率的ではありません。
そのため、一時的に「行きすぎ」と言って差し支えないほど相場が極地に達することがあります。
例えばバブル相場がそうですね。
このような「一時的な行きすぎ」はどんな時間軸でも見られます。
例えば下は5分足チャートにボリンジャーバンドの(20期間±3σ)を表示しています。
矢印を付けた3σを勢いよく抜けた足の次は陰線が出ていますね。
ボリンジャーバンドの3σは一種の極値であり、ここに到達すると一時的な価格の修正が見られます。
このような極地に到達した時の反転を狙うのも勝率を上げられるポイントになります。
損益分岐点を意識したトレードを心がけよう!
バイナリーオプションで命運を握るのは、ペイアウト倍率と勝率です。
ペイアウト倍率が高ければ高いほど低い勝率でも利益は出すことができて、その損益分岐点となる勝率は100÷ペイアウト倍率で求められます。
ご自身がよく取引するペイアウト倍率から損益分岐点となる勝率を算出して、トータルで勝てるような戦略を取り入れましょう!
それだけ戦略は限られますが、勝てる戦略は必ずあります。
当サイトでは、様々なバイナリー手法をご紹介しています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。